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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第12章 『誰にもあげないよ!』~大野×松本~



「な~んだ...妬いてくれたのかと思って、
俺ちょっと嬉しかったのになぁ(^^♪」

「......妬いてたよ...
めちゃめちゃ妬いてた..
なんで知念何だよ...
なんで、俺じゃないんだよ///」

智は、目を細めて笑った。

「潤は、別の映画録ってるじゃん!
それに俺が主演の映画に、潤がバーターって訳にはいかないだろ~?」

「俺は、それでもよかった...智と映画録れるなら...」

優しい手つきで俺の頭をよしよししながら、

「だ~め!だって、潤に出られたら、
俺の影が薄くなっちゃうでしょ?」

「そんなことないよ!智の方が..」


智は笑って俺の鼻の頭をペロリと舐め、

「もう直ぐ夕食が来るから、風呂に入っちゃえよ...
俺が受け取っとくから...」

「ふたりで入ろうよ!」

「後でね♪...流石に、嵐ふたりで、
お洒落な部屋にお泊りしてるのも、
ダメでしょ?

さあ、今日は潤が主役なんだから...
汗流しておいで(^^)」


俺は渋々、智の言うように風呂に入ることにした。

広い豪華なバスタブからは、空が近く見えて、
近付くと、夕陽がビル群をオレンジ色に染めてゆくのが見えた。


頭..背中..腹..脚..顔..
..胸..アソコ...そして...

いつも以上に念には念を入れて、
ついでに指も入れて...(≧▽≦)

綺麗に綺麗に、全身くまなく清めた。


ジャグジーに浸かりながら、
これからのことを考えた。

...今日こそ...!!

俺は覚悟を決めてきた。
今日は絶対に、繋がってみせる!


......ここに..智のが...

そっと指を這わすと、身体がぴくんと反応した。


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