第12章 『誰にもあげないよ!』~大野×松本~
リーダーはいつだって優しい...
そういう雰囲気になって、
どんどん盛り上がって、お互い高まって、
...俺だってもうおかしくなるくらいに、
リーダーが好きで...
でも、あの人の指が、蕾に触れた瞬間、身体中に電流が流れたようになって、
一気に緊張してガチガチになる。
「潤...大丈夫?」
俺の様子が変わったのに、リーダーは勿論気付いて、手を止める。
「..うん..だい..じょうぶ..」
すると彼は、直ぐに指をソコから離して、
「潤が嫌がることはしないよ...
ずっと、このままだっていいんだ...」
って、ぎゅっと抱き締めてくれる。
.....口でしてあげたり、シテもらったり、
抱き合って、お互いの手でシたり、
俺の太腿にリーダーを挟んで、
イかしたりもしている。
なのに....
どうしても、最後まではいけない...
俺って、こんなに情けないヤツなんだ。
....リーダーと愛を確める行為は、
堪らなく幸せな半面、
いつも俺は自己嫌悪に陥るんだ...
...智...こんな俺で、
...ごめん...
と...
ニノに励まされ、チクリとやられた翌日は、相葉くんのソロの打ち合わせだった。
「おはよぅございま~す♪」
いつもの通り、にこやかに周りに笑顔を振りまいて登場した彼は、壁際のテーブルに荷物を置いて、俺の隣に座った。
「松潤、おはよ♪」
「おはよ~..」
相葉くんは直ぐに携帯を弄り始めた。
....んで、なんか、ニヤけてる..
「...翔くん?」
小声で聞くと、俺の事は見ずに、
返信しながら、
「うん♪そう..」
何だよ、その幸せオーラ全開の顔は///
「夕べは会ってないの?」
「うんん~さっきまで一緒だった❤」
.....あっそ~っすか(-""-;)
聞いた俺がバカだったわ...