第11章 『アザリア』~松本×櫻井~
そう聞くときは、一緒に入りたいとき...
「俺もう入った」
「...そっか...じゃあ、行ってくる..」
風呂場に向かう翔の背中に、
俺はまたキュンとする...
一緒に入るって、
そう言えば、彼が喜ぶこと、分かってるけど...
敢て、ここは一回我慢する...
そりゃあ、俺だって一緒に入りたいよ~
でも、お預け、すんの♪
わざとだよ(*^^*)
焦らして、ちょっとがっかりさせて、
俺のこと、早く欲しいって...
そう思わせるんだ...
バスルームに消える翔の背中を見送りながら、
俺はコーヒーを入れる準備をした。
.........
そうだ!!いいこと思いついた❤
俺はバスルームの翔に声を掛けた。
「バスローブ、ここに置くから、
着て来てね...」
「...うん...分かった...」
さ~て///
楽しみ(^^♪
俺は、翔の買ってきたケーキを皿に出して、
コーヒーカップを並べて、
翔が出るのを待った。
少しして、俺が準備しておいた
真っ白なバスローブ姿の彼が現れた。
少し顔が赤いのは、
これから俺がすること、
ちょっと想像してるから...
...でしょ?
「翔...ここに来て、食べよ♪」
「...うん..」
俺に言われたとおりに、
俺の隣に腰を下ろす翔。
...膝、閉じちゃってさ...か~わい❤
そう...俺はわざと、
下着を用意してやらなかった。
その訳を、彼はもう何となく分かってて...
...だから、ぎこちなくて、少し緊張してる。
...そんなに怖がらなくってもさ...
捕って...食べるだけだから( *´艸`)
「翔...もっと、近くに来て...」
「......」