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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第9章 『恋よ、永遠になれ』 ~大野×二宮~


どのくらい、そうしていたんだろう...

時間にしたら僅かだったのかも知れないけど、
何だか、ずっと昔から、
あんたと並んで、ここに、
こうしてたような、そんな錯覚に陥っていた。


「...お前といると、落ち着くな...」

「えっ?」

俺は思わず、急にそんなWord、
ぶっこんで来たあんたの横顔を見た。

すると、あんたは、俺のことは見ないで、

「ニノ...俺に、なんか、言うこと、ある?」

「...言うこと?...何だよ急に...
何?どうして、そんなこと言うんだよ~?」

さっきまでの穏やかな気持ちは、
もうどこかへ吹っ飛んで、

俺は、口から心臓が出そうだった。


「俺にさ、今まで言えなかったこと...
この際だからさ、ゆってみ!」

「...言えなかった、こと...」


...この人、俺に、何言わしたいんだよ?


......

俺はもう、パニックで///

もしかして、ここにいるのは大野智じゃなくて、
空飛ぶ円盤に乗ってやってきた、
宇宙人なんじゃないか...

って...

それなら、納得のこの状況...

//////じゃなくって...

えっ?...えっ??...何なに???


何にも言えないで、
今にも飛び出しそうな心臓を、
必死に抑えていると、

あんたはゆっくり俺の方を向き、

「ニノが言わないんなら、
俺が言っても、いい?」

「......えっ?..あっ...
...どっ..どうぞ...」


「俺、
お前が、
好きだ」


.........


...............


今、なんて言ったの?
日本語だったの??




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