第2章 『君が好き』 ~松本×櫻井~
「飲んでよ!運転手、いるんだもん!」
俺は缶ビールを翔くんに勧めた。
「いんだよ~!飲まなくたって、
お前に酔ってるから...
....なんつってな(^o^)」
............なに..それ...
「........」
↑嬉しくて、息をするのも忘れてる..
「何だよ////ツッコめや!はずいだろ!」
翔くんはそう言って笑った...
俺は、もう....
何て言うかさ....
目の前でペットボトルを飲む、
彼の横顔と尖った唇から目が離せなくて..
思わず、空いてる手を握った。
「....潤...?」
「...翔くん..」
俺の目を見て察した翔くんは、何も言わない。
それは、いいってこと...だよね...?
俺はそのまま彼の腕を引き寄せて、
抱き留め、俺を見上げる彼が、
目を閉じるのさえ待てずに、
赤い唇にぶつけるように口付けた。
その身体をぎゅっと強く抱き締め、
舌を捩じ込むと、彼もそれを、
しっかりと絡め取ってくれた...
.....目眩がしそうだ...
腕の中で、最愛の人が、
俺に身を委ねている。
「...んっ..ぅっ..ぁ..潤..」
......なんで?
どうして、こんなに急に可愛くなんのよ?
もう、いつもそんな君に翻弄されて、
頭が痺れてくみたいで、
何も考えられなくなってく...
『翔くんのことが、好きってこと』
それ以外は、何も....
「.....翔くん..」
シャツの上から、そっと胸に触れると、
腕の中の愛しい人は、
少しだけ、身体を強張らせた。