第9章 『恋よ、永遠になれ』 ~大野×二宮~
......
確かにね。
ふたりが横になっても、全然問題ないよ...
あんたが言ってた通りだわ///
指先さえ、触れないよ...
無駄にでか過ぎるんだよ...
何しようと思って、
こんなの買ったんだよ///
このスケベやろうが(-"-)
もっとさ、
自然と身体がくっついちゃうような、
そんな、貧乏くさい方が、
俺はよかったわ///
.........
でも...
何もしないで寝るんなら、
この方がいいのか...
「おやすみ...明日起こして..」
「うん...おやすみ..」
ベッドで向かい合って話すのも
恥ずかしいから...
お互いに背中を向けて、
寝る体勢に入っては見たけど、
寝られるわけ、ねーじゃん///
...でもさ..
あんたもまだ、
寝てないよな...
気配で分かる...
だけど、
声を掛けることも、出来なくて、
それでも、いつまでたっても、
眠れやしなくって...
.........
どのくらい経ったんだろう...
隣のあんたが、静かな寝息を立て始めた。
俺は、そっと、寝返りをして、
ゆっくり上下する、
あんたの肩を見ていた...
いっそのこと、
『大野智、あんたが好きなんだ!』
って、そう言ってしまえたら、
どんなにか、楽になれるのに...
何年も、
ずっと抱えてきたこの想いを...
......できねえよ///
言える勇気なんか、ある訳ないよ...
だって怖え~もん....
言った後のこと考えると、
そんなこと、
絶対に、ムリ////