第8章 『いつも貴方がいた』 その後のふたりの生活① ~櫻井×二宮~
「これ、俺に、似合うかなあ~...」
櫻「あっ、ちなみにそれも俺とお揃い♪
一緒につけようぜ~!!」
嬉しそうな翔さんに、
何だか俺も嬉しくなった。
......そんなに、お揃いってさ、
貴方、そんなキャラだったっけ??
「着けてみよっかな...」
櫻「俺がやってやるよ...」
別に、前でつけるタイプだから、
全然、自分でできるんだけど...(^^;
翔さんは箱から出して、俺の首に、
革のチョーカーを着けてくれ、
その横に、チュッとキスをした。
くすぐったくて、思わず首をすくめる俺に、
櫻「よく似合うよ❤」
と笑った。
その笑顔に、俺の胸はキュンとする。
...いつまでたっても、慣れないよ...
櫻「後ね...」
「まだあんの~??」
櫻「うん...それは、服だから、後にするよ」
......洋服だってさ、今出せばいいじゃん。
それを後にするってことは...
嫌な予感がする...
そして、その予感は、おそらくだけど、
99.9%の確率で、当たってる...(-_-;)
ハンバーグやピザや空揚げ、オムライス...
ホントに、変な組み合わせだけど、
見事に俺の好きなものばっかりで...
スパークリングと赤ワインを2本開け、
いい感じに酔ってきた。
櫻「カズ、顔赤いよ~。大丈夫?」
「うん、少し酔ったかな...風呂入ろっかな...」
すると、待ってましたとばかりに、
櫻「一緒に入ろっか❤誕生日だし、
俺が洗ってやるから(^^♪」
「......変なことしないでね~」
そう上目遣いで睨むと、
櫻「変なことって?具体的に言ってくれないと、
ぼく、分かんないかも~...」
「.........」
全くさ...ホントに(-"-)