第8章 『いつも貴方がいた』 その後のふたりの生活① ~櫻井×二宮~
俺と翔さんは、ベッドと部屋を綺麗にして、
身なりを整えて、寝室から、そっと出た。
1月1日。
俺たちはOFFだから、時間はいいとして...
リビングに行くと、松潤と相葉くんがいて、
ふたりで仲良くご飯を食べていた。
松「おっはよ~よく寝られた~?」
櫻「ベッド借りちゃってさ、悪かったな~..」
松「いいよ!使っていいって言ったの俺だし。
俺は相葉くんと、客間で寝たからさ...」
相「そっ!まあ、俺らは普通に、寝ましたけどね♪」
櫻「そっか~...はあ~ぁ...ねむ...」
伸びをしながらソファーに腰かける翔さんに、
相葉さんが言った。
相「そりゃ、あれだけ激しきゃ、眠いでしょ?」
「えっ??」
松「にのぉ~、大丈夫?何度も、さぁ~...」
相葉くんと顔を見合わせ、
意味深に笑う松潤に、俺はもう真っ赤になった。
......この人たち、聞いてたんだ!!
つ~か、聞こえてたんだ...夕べの...
その...俺の...声...
......マジか(T_T)
ごまかしも言い訳もできないと分かった俺は、
もう俯くしかなくって...
するとね、うちの旦那さん、
櫻「あれっ?聞こえちゃった~?
...ごめんね~...久々なもんで、
盛りあがちゃってさ~♪」
って...しれっと言うんだよ~///
相「ニノ、可愛かったよ~♪」
「もう!!!!やだっ///」
俺は両手で顔を隠した。
松潤と相葉くんが笑った...
そしてなんでか、翔さんも笑ってる...
例のごとく、遅れて起きてきた大野さんは、
蚊帳の外状態で...
相葉くんはむくれる大野さんのこと、
笑顔で慰めていた...
......俺たちの、
新しい年の幕開けは、こんなだった。