• テキストサイズ

風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第7章 『翔くんだいすき』 ~番外編~



私は、公園で見たことを、
細かく恵先生に話した。

すると先生は笑って、

恵「そう~...まーくんがねぇ...
翔くんと~...」

驚く様子も、困った様子もない恵先生に、
私は、

葵「放っておいても大丈夫なんでしょうか?
私は、どうすればよかったんですか?」
と詰め寄った。

すると恵先生は、
真顔で私の方に向き直って、

恵「葵せんせ。これはね、ある意味
どうすることも出来ないことなのよ。

まーくんが翔くんにチュウして、って言ったのは、ただ単に、お礼として、なのかもしれないし...

もし仮に、葵先生が心配してるように、
まーくんが男の子を好きだったとして...

それは私たちには見守ることしかできないわ。
だって、それこそ、『個性』だから...

葵「個性...」

恵「そう。男の子を好きな気持ちを、
それはおかしいことだから、
女の子の中から好きになりなさい、って...
まーくんに、そう言うの?

将来、大人になっても、
まーくんが男の子が好きだったとしても、
それを、どうこういうことは、できないのよ。

それこそ、まーくんを否定することになるから。」

葵「否定なんて...」

恵「恋愛は、自由でしょ?葵せんせ♪」

恵先生はそう言うと、私にウインクして、

恵「ただ単に、翔くんが女の子みたいに
可愛いから、ってだけかもしれないしね(^^♪」

葵「...はい...何となく、分かりました。
ありがとうございました...」


恵「いいえ♪...まーくんがねぇ...
ふふふっ...か~わい❤」

そう笑いながら、恵先生は行ってしまった。







/ 999ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp