• テキストサイズ

BLEACH 氷の華

第5章 過去からの想い



《ルキア×浮竹》


ルキア:と、いう感じで…

浮竹:そうか…やっぱりあの時の…


ルキア:隊長、何か知ってるんですか?

浮竹:まぁ、な…千歳と檜佐木が別れ話が出た時二人に話をされてな…

ルキア:そうだったんですか…

浮竹:千歳はもう決めていてな…意志が固くて止められなかった。だから檜佐木から話を聞いた時に千歳の意志を全て話したんだよ。

ルキア:それでどうなったんですか?

浮竹:檜佐木はかなり驚いてね…最初は何度も千歳に話をしに行こうとしていたんだ…それを僕が止めた。

ルキア:どうしてですか?

浮竹:千歳を苦しめたくなかったからだよ…

ルキア:苦しめるって…そこで二人で話し合っていたらこんなすれ違いには…それに日番谷隊長には悪いですが二人は今も一緒にいれたのではありませんか?


浮竹:そう、かもしれないね…でも千歳の性格は君もよく分かっているだろう?もし、あの時檜佐木が千歳の為に縁談を断ったとする…きっといくら話し合ったとしても千歳は受け入れないだろうな…結局は出世を潰したのは自分なのだから…

ルキア:そんな…

浮竹:だから檜佐木は千歳からの想いを受け入れ、別れを選んだ。そして縁談も断った。

ルキア:縁談は断れない状況だったと…

浮竹:そうだね…でも彼は実力でのし上がる道を選んだんだ。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

《数年前…》



檜佐木:私は心に誓った人がいます。それは一生変わらないでしょう…しかし彼女とはもう…ですが彼女への想いがある以上は生涯婚姻関係を結ぶ事はないと思います。


浮竹:檜佐木…お前…

檜佐木:申し訳ありませんがこの縁談…お断りいたします。


貴族:この縁談を断るとどうなるか分かっているのかな?

檜佐木:重々分かっているつもりです。しかし私は死神の力がなくなってしまったとしても…この想いを偽るつもりは一切ありませんので…申し訳ありませんが…


貴族:そうか…分かった。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



浮竹:あいつの意志も固いよ…(苦笑)

ルキア:そうですね…“死神の力をなくしてでも”なんて普通言えませんよ…

浮竹:まぁね…

/ 81ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp