第3章 居場所
【ガラガラガラ…】
“お邪魔するよ?”
千歳:京楽隊長!浮竹隊長!
京楽:お!本当に記憶戻ったみたいね!
浮竹:千歳~(泣)よかった…本当によかった(泣)
千歳:お二人にも本当にご迷惑おかけしました(ペコ)
京楽:いや、いいんだよ(ニコ)これからは隊長として頑張ってくれたら♪
千歳:私の記憶がないうちに強行すぎません?それに私はどうして…
卯ノ花:浦原喜助からの連絡ではあの闘いで出来てしまった歪んだ空間へ吸い込まれてしまった千歳は原因は分からないが浦原喜助の店の前まで飛ばされたと…記憶はその空間でさ迷ってる間に閉ざされてしまったのではないか…という事です。
千歳:私はあの闘いの最中からここへくるまでの尸魂界の情況はわかりません…でも山本総隊長がいらっしゃらないのをみていろいろと理解出来そうです…
阿散井:吉良もあの一件の後から何処にも着いていないんだぜ?
吉良:……
千歳:もしかして…まだ引きずってる?
吉良:引きずってはないよ…ただ僕は今の隊長の下に居たくなかっただけだよ…
千歳:もし…イヅルがよければうちの隊へ来てくれないかな?
浮竹:千歳?
千歳:まだ私だけで何も決まってない状態だけど…苦笑
京楽:千歳と吉良がよければボクはそれでも構わないよ?
吉良:同期だからか…?同情でもして…
千歳:同情なんてするわけないでしょ?
阿散井:お、おい千歳
千歳:自分の我が儘で副隊長を辞めたんでしょ?それのどこに同情するの?それに同期だからってのも関係ないよ
吉良:じゃあなんでだよ
千歳:あなたの実力をかってるから。吉良イヅルという死神が必要だと思ったから。
吉良:千歳…
千歳:無理にとは言わない。イヅルが心から私を支えようって思ったなら任せたい。嫌なら嫌って言ってくれたらいいから(ニコ)
吉良:少し、時間をくれないか?
千歳:分かった(ニコ)