第3章 居場所
千歳が意識をなくしてから
ひと月が経とうとしていた…
千歳:ん…
卯ノ花:っ!千歳さん?わかりますか?
千歳:ん…こ、こは…
卯ノ花:ここは四番隊の隊舎です。
千歳:卯ノ花、隊長?私…どう、して…
卯ノ花:!(もしかしたら…)…勇音?
勇音:はい!
卯ノ花:日番谷隊長を呼んで来てください。いますぐに。
勇音:分かりました!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
千歳:あの…私…
卯ノ花:千歳さん?私の事がわかりますか?
千歳:え…?卯ノ花“隊長”ですよね…?
卯ノ花:そうです(ニコ)ではあなたの名前は?
千歳:志之邑千歳です。
卯ノ花:やはり記憶が戻ったのですね?よかったです(ニコ)
千歳:ご迷惑をおかけしました…
卯ノ花:いえ(ニコ)
【ガラガラガラッッ!!】
卯ノ花:あら、お早い…
日番谷:千歳!!
千歳:冬獅郎…
日番谷:お前…その呼び方…
卯ノ花:もう大丈夫ですよ(ニコ)
日番谷:よかった…本当に…
知らない間に部屋には二人だけ…
千歳:ごめんね…?いろいろ…
日番谷がベッドに座っている千歳を抱きしめる
日番谷:もういいんだ…お前とまた話せる…お前を感じられる…もうそれだけで十分だ…
千歳:冬獅郎…ありがとう…(グスン)
日番谷は涙をこらえ千歳を抱きしめる腕に力を込めた…
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
千歳が意識を取り戻した次の日
みんなが見舞いにやってくる…
阿散井:よう!
ルキア:もう大丈夫か?
吉良:心配したよ
雛森:よかったよ~
千歳:恋次!ルキア!それにイヅルに桃まで来てくれたの?
阿散井:お!記憶もちゃんと戻ったんだな!
千歳:みんなにも迷惑かけちゃってごめんね?
ルキア:そんな事は気にするな
千歳:ありがとう(ニコ)