第2章 想い
中庭
浮竹:大丈夫かい?
日番谷:大丈夫、とは言いきれません…
浮竹:そう、だろうな…
日番谷:少し恐くなりました…
またあいつを失うんじゃないかって…
浮竹:私ももうあんな思いをするのは勘弁だよ…
日番谷:浮竹隊長…?
浮竹:千歳や朽木は娘みたいなもんだからな…
千歳の後に朽木が副隊長になっただろ?
最初はよく間違えてな…苦笑
君の気持ちはよく分かるつもりだよ
日番谷:………
浮竹:きっとすぐ目を覚ますさ
だから出来るだけ傍にいてあげなさい
日番谷:はい…
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
千歳が倒れて数日…
意識が戻らない千歳の様子を
皆で交代でみていた…
松本:隊長。大丈夫ですか?
日番谷:あぁ…お前は隊舎へ戻って休んでくれ…
松本:隊長こそ休んでください。
日番谷:いや…付いていたいんだ…
今度は傍を離れたくないんだ…
分かってくれ…
松本:隊長…
日番谷:仕事はまた後でやるから…
松本:こちらの事はお任せを。
日番谷:松本?
松本:付いていてあげてください(ニコ)
隊長でないとダメな物は持ってきますから…
日番谷:わるい…頼む。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
松本:はぁ…
ルキア:松本副隊長…
松本:あら、ルキアじゃない。どうしたの?
ルキア:浮竹隊長が十番隊の手伝いをしてこいと…
松本:そう。それでわざわざ来てくれたの?
ありがとう、助かるわ(ニコ)
ルキア:日番谷隊長は…
松本:千歳に付いてるわ。
ルキア:千歳の様子は…
松本:まだ…恐いくらい静かに寝てる…
でも卯ノ花隊長は経過は安定してるから
気にしすぎないようにって(ニコ)
ルキア:そうですか…
浮竹隊長も毎日様子を見に行ってるみたいで…
松本:みんな心配よね…
あの子が死んだ後、一部を除いて
護挺十三隊全体が大変だったからね…苦笑
ルキア:その千歳が帰ってきて
また大変でしたけど…苦笑
松本:まぁね~(笑)