第6章 休日1
ペンギンを抱きしめて烏間と歩く。
ビッチ先生は別の男の人に絡んでいて、烏間は置いておけって言ってた。
だから今は烏間と二人。
「烏間、イルカショーみたい」
3時からのイルカショーを知らせる看板を見つけ、烏間に聞く。
「わかった」
屋外にいくと
プールにイルカがいた。
もうすぐ3時だから、人がたくさんいた。
一番後ろの席に座れば、見えないだろうと烏間にペンギンを取られた。
「イルカかわいい」
そして
イルカショーが始まった。
三頭のイルカが指示に従って高く飛んだり、ボールを投げたり、調教師を押して泳いだり。
「すごい…」
いつの間にか立ち上がって見ていた。
「次は触れ合いコーナーです!イルカさんに触れてみたい方!」
触れたい
でも手袋を外せないし…
迷ってるうちに
何人か子供が選ばれていた。
「よかったのか?」
座ったら烏丸にそう言われた。
「いいの。触れなくても、見れたから。イルカショー初めて、ありがとう烏間」
「また連れて来てやる」
「なら次は動物園がいい」
「わかった」
イルカショーも終わり少し見て回ってから
またお土産コーナーにきた。
「そんなに買ってどうする」
「おみやげ」
会計が1万を超えた。