第5章 イリーナ先生
只今
赤羽くんとサボりなう
「マシロちゃんって、真っ白だよねー。日焼けしないの?」
「知らない」
残念なことに
こうやって太陽の下に無防備にいても焼けないんだもん。
烏間なんて、私を日焼けサロンに連れて行くか悩んだくらいだし。
「それにかわいいしね」
「かわいい?」
「うん。すごいかわいいと思うよー?」
かわいい…
でも烏間は私をかわいいと言ったことはないし、間違いだよ赤羽くん。
「赤羽くんは、かっこいいんだって」
「カルマでいいよ。だってって、マシロちゃんはどう思ってるの?」
いきなり
顔を近づけてきて私を覗き込むように見てきた。
「普通」
「素直だね」
カルマが苦笑いした。
「マシロちゃんがかっこいいって思うのはやっぱり。烏間せんせ?」
「?烏間はかっこいい…より、優しい」
「マシロちゃんわかりやすいね」
カエデといいカルマといい
わかりやすいってなんのことだ。