第3章 殺せんせー
次の日
烏間と一緒に登校する
校舎前で烏間は先に行ってしまった
私は仕方なく一人で教室に向かう
「おはよう、マシロさん!」
いきなり背後から話しかけられ
肩が跳ねるのがわかった。
振り向けば、緑髪の笑顔の女の子が立っていた
「私、茅野カエデ!よろしくね!」
差し出された手に戸惑っていたら
少し強引に右手を捕まれ握手した
「よ…よろしく」
そう言うと
茅野…さんは笑った。
初めて話せた
ちょっと嬉しくなって
教室には昨日とは違って
すんなり入ることができた。
皆、おはようって話しかけてくれて、嬉しくなった。
「馴染めていますねぇ、嬉しい限りです。ヌルフフフ」
いつの間にか暗殺対象がいた。
瞬間、私の身体は条件反射のように動いた。
ナイフを取り出し、暗殺対象に斬りかかる。
けれど、昨日とは違い避けられていく。
「ヌルフフフ。実に素晴らしいですよマシロさん。これほど戦闘能力の高い人間は貴女が初めてです」
その言葉のあと
私は触手で両手を拘束された
そして気づけば
私の白い髪がお団子にされていた
「髪をあげたほうがいいですねぇ」
暗殺対象は何故かピンク色に変わっていた。
「あーー!殺せんせーマシロさんの胸見てる!!」
茅野さんの言葉でハッとした
そして思わず蹴りを出したら避けられた。
「か…」
「か?」
「からすまぁぁぁあ!」
恥ずかしくて
私は教室を飛び出していた