第3章 殺せんせー
「烏間。どうして執行を止めた」
あの後烏間が迎えに来て
家に帰ることにした
暗殺対象はその場で宿題を作り私に持たせた
「お前には暗殺よりもまず、年相応の生活をしてほしい。」
年相応?
私には必要ないと言っていた。
ただ、任務をこなせばいいと。
「お前はもう、防衛省の暗殺者ではない。普通の女の子だ。この任務が終わったら暗殺者はやめるんだ」
私が暗殺者じゃなくなったら
私は何になる
「私は、ずっと暗殺してきた。だから、辞めたら私は」
「これから学べばいい。これからは自分自身で進むんだ。表の世界でな」
烏間の言葉で私は口を閉ざす
表の世界で、自分自身で…
「烏間。私にできる?」
「ああ、もちろんだ。」
烏間に頭をなでられた
少し安心できた
「宿題教えて」
「自分で解け」
烏間酷い。