第2章 転入
渚side
「この子の名前はマシロ。今日からこのクラスで一緒に学ぶ」
副担任になった烏間先生が手を引いて来たのは
真っ白な髪に、青い瞳が印象的な人形の様な少女。
その子は無表情でどこか怯えていた。
「私は…マシロ。」
「わたしが担任の先生です。今日からよろしくお願いしますね。ヌルフフフ。」
殺せんせーがマシロさんに触手を伸ばした
その触手がマシロさんに触れる瞬間
「にゅや!!?」
殺せんせーの触手が切り落とされていた
何があったのか僕達も殺せんせーもわかっていないようで、物凄い速さでマシロさんから距離をとった
「任務を執行する」
マシロさんがそう言って
対殺せんせー用のナイフを持って殺せんせーに向かおうと踏み込んだ
「マシロ、執行は明日からだ」
烏間先生の一言で
マシロさんはナイフを下ろした
「彼女は暗殺者だ。だが、君達と同じ中学生でもある。仲良くしてやってくれ」
僕達と同じ歳の子なのに
彼女は僕等とは違う世界にいるようだった
そして烏間先生は
マシロさんをとても大事にしているように思えた。
「烏間。彼奴汚い。汚れた」
殺せんせーの溶けた触手が手袋を汚したみたい。
マシロさんは以外と毒舌…
殺せんせーすごく落ち込んでるし。