第2章 転入
烏間に新しい手袋を貰い席に座る
窓側の一番後ろ
授業というものが始まって皆ノートに何かを書いている
何を書いているんだ?
ぼーっと黒板を見ている
今は数学の時間らしい
数字の羅列が書かれている
正直、わからない
「ノートに写すんだ。書けるだろう?」
見かねた烏間が私に言う
そうか
皆写していたんだ
そう理解し
黒板の文字を書いていく
数字は普通だが、文字が壊滅的に下手
烏間が小さく、書き取り強化か、とか言っていた。
「マシロさん、答えてください」
「知らない」
暗殺対象が何故か落ち込んだ
そして烏間はため息をついた
なぜだ