第2章 転入
すでにHRが始まっているのか
旧校舎についた頃には
教室に気配が集まってるのがわかった
同時に緊張してきた。
「烏間」
「大丈夫だ」
あっという間にE組の教室の前にきた
きてしまった
烏間はすんなり入って行ってしまったが
私は中々入れずにいた
中から烏間の自己紹介が聞こえる
どうしよう
出遅れた
「今日は転入生もいる」
烏間の言葉に胸が跳ねた
心臓がこれまでないくらいに脈打つ
足が竦む
「どうした?」
烏間が
教室から出てきた
私を見て少し考えた後、私の手を取り教室に引っ張り込んだ
無数の視線が
私に突き刺さるのがわかった。