第7章 柔らかな刺
「なんで…智もやってくれたじゃん…」
そうポツリと言うと、また俺を口の中に入れた。
熱い…熱い…
和也の舌が俺の気持ちいいところを擦っていく。
「んっ…はぁっ…かずっ…」
思わず髪を掴むと、顔を上に向かせる。
唾液が口角からこぼれ出てた。
それを舐めとると、和也を引き起こした。
ソファに乱暴に横たえた。
「和也…今日はちゃんとするから…」
「え…?」
俺は用意してたオイルを取り出した。
「コレで…痛くないはずだから」
「あ…え…マジで…?」
和也が動揺した。
珍しいものをみたから、余計に興奮した。
俺は蓋を開けると、オイルを指にたらした。
「大丈夫…ちゃんとやりかた聞いてきたから…」
その指を、和也の後ろに持っていく。
ちょんと触ると、和也が飛び上がった。
「やっ…」
「あ…いや…?」
「あ…いやじゃ…ない…こわい…だけ…」
「あ…ごめん…やめる?」
「やめなくて…いい…」
そういうと、俺の目をじいっと見る。
「和也…」
頷いたから、指をそこにまた触れさせた。
ゆっくりと菊の周りを撫でる。
和也がぎゅうっと目を閉じた。
「くっ…ん…」
我慢してる。