第7章 柔らかな刺
「かず…」
「ん…?」
和也の手が、俺の背中からお尻を通った。
ぞわぞわと快感が登ってくる。
「好きだよ…」
「うん…」
そっとソファに和也を横たえる。
のしかかると、また唇を貪った。
和也の唇も応える。
俺の唇を食べてしまう。
だんだん深く和也の口の中に侵入する。
そのまま和也のシャツのボタンに手をかけた。
びくっと身体が動いた。
でも和也は嫌がらなかったので、そのままボタンを外した。
Gパンのボタンも外した。
そのままファスナーも下ろした。
「ちょ…さと…」
「だめ…?俺、お前が欲しい」
「え‥」
「でもお前がイヤっていうなら…」
「イヤじゃないっ…嬉しいっ…」
そういうと、俺のトレーナーの裾に手をかけて、一気に脱がした。
そのまま俺の胸板を和也の唇が這う。
「ん…かず…」
甘い声が出てしまった。
「さと…好き…」
ちゅっちゅっと音を立てて、俺の身体を和也が愛していく。
「かず…気持ちいい…」
俺の下にいる和也の髪をふわっとなでる。
少し、汗ばんでる。
俺はそっと和也の髪に唇をつけた。
「好きだよ…かず…」