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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く


それでも…
いくら考えても、それ以外の原因は見つからなくて。

「さ、諦めよっか?」
「うう…」
「健康診断は問題なしだったんでしょ?」
「もちろん…」
「じゃあ、やっぱあれしかないじゃん」

頑なに認めようとしないけど、やっぱりそれだって結論づけて。
こっからは、それを翔ちゃんに認めて貰わないとってことになった。

「嘘だろ…」

まさか俺が…って翔ちゃんは頭を抱え込んでしまった。

「まあ、あれは…久しぶりの事故だったからねえ…」
「その前って誰か大怪我したっけ?」
「ハワイでニノが腰やっちゃったけど…」
「あれは怪我じゃないから」

ぎっくり腰だってかっこ悪くて言えないからって、肉離れって言ってたけどね。

「…ドリアラのとき…翔ちゃんが…」
「あううう…」

リハの時、トロッコから落っこちて右手を骨折したんだ。

「それもあるんじゃない…?」
「ええっ…だって10年前だぞ?それこそ…」
「だから、じゃないの?20周年の作業してるんだから、嫌でも思い出すじゃん…」

あのときは、写真集のカメラマンさんも入ってたし、コンサートの演出が変わるからファンには説明しなきゃならなかったしですぐ公表してた。
骨折した手とか写真集に画像が残ってる。

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