第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
俺と和也は二階の部屋だけど、翔ちゃんの隣の部屋は潤だし、その隣は相葉ちゃんだしで、このふたりが一番被害を受けてる。
「一回もうしんどすぎて、自家発電しちゃったよ…」
「おまえ…よく身体が保つな…」
潤は相葉ちゃんを見てドン引きしてる。
「だってあんだけ我慢させられて、はい!終わりー!だよ!あんなん鬼畜だって!」
「結局気持ちいいの翔さんだけじゃない…」
和也も風呂場で襲われたりしてるしな…
俺も、何回か台所で襲われた…
「調子乗り過ぎだよな…翔くん…」
ぼそっと潤がつぶやいて…
また4人で目が合った。
「…なんとかしないとねえ…?」
「そうだよね…じゃないと、しんどいもんっ」
「大体あの人、性欲魔神過ぎるのよね」
「どうするの?」
3人は俺の顔を見た。
「おしおき…できそうなのあなただけじゃない…」
「はあっ!?」
「そうだよね…翔ちゃんの乙女スイッチ入れられるの、リーダーだけだもんね」
「いやいや、ちょっとまって…」
「やっぱ、こういうことはリーダーに任せないとな」
「や、だから…待てって…」
どうしてこう、めんどくさいことは俺に押し付けるんだコイツラっ