第28章 特別短編 ぼくたちスイーツ部
愛おしさがこみ上げてきて。
相葉ちゃんの身体を引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「雅紀…」
「ん…」
相葉ちゃんもぎゅっと俺の身体に腕を回して抱きしめてくれた。
「ベッド行く…?」
「ん…」
優しく笑うと、脱がせたスエットとパンツを取ってくれて。
履かせてくれた。
「ねえ雅紀…やっぱり、ここ座って…?」
「え…?」
「舐めてあげる」
なんか、相葉ちゃんのえっちですけべなのが、俺にも乗り移っちゃったみたい。
一緒に気持ちよくなりたくて。
潤には悪いけど、このスツールの上座り心地がいいし。
なにより、舐めるのにちょうどいい高さで←
「や、俺はいいよ…」
照れながら逃げようとする相葉ちゃんを捕まえて、無理やりスツールに座らせた。
「あ」
相葉ちゃんのジーパンにシミがついてた。
「なんだあ…雅紀もすごい濡れてるじゃん…?」
「や、やだ…」
慌ててそこを手で隠す仕草が、すごいかわいらしかった。
さっきまで、あんなに知らない人みたいな雰囲気で…
なんか男らしかったのに。
心の中で、ゆらっと何かが動いた。
「…自分で、出して…?」
「え…?」
「舐めてあげるから…」