第27章 特別短編 王様だーれだ?
「だから…今日は、遠慮しない」
「んふ。いいよ…」
俺のズボンに智くんの手がかかって。
そのままズルリと引き下ろされた。
下着も一緒に脱がされて、俺は生まれたままの姿になった。
それを見下ろしながら、智くんは微笑んでエプロンを差し出してきた。
肩にひらひらのついた真っ白なエプロン。
立ち上がって、裸のまま付けてみた。
膝くらいまですっぽりと前は覆われているのに、後ろはがら空きという…
「や、やっぱ恥ずかしい…」
ちくびもギリこんにちはしちゃってるし…
「んふふふふ…いいねいいね…」
そう言って智くんは俺の腕を引いた。
「王様に見せないとね?」
なんか、今日どSじゃね?
嬉しそうに笑いながら、俺の手を握ってベッドに近づいた。
もうすでにベッドの上は汗まみれの3人が居て。
「ねえ、王様?」
「ん…?」
ご奉仕されてた雅紀が目を上げた。
「ほら、3番を裸エプロンにしたよ?」
「わ…翔ちゃん…」
にっこり嬉しそうに、汗まみれの雅紀は笑う。
「いいなあ…その子にもご奉仕してほしいな」
「だーめ。俺にご奉仕しろって命令だよ?」
そう言ったら、ニノが顔を上げた。
お、嫉妬顔。