第26章 特別短編 かしましボーイズ
「じゃ…」
「そういうことで…」
「行きますか」
潤と翔ちゃんと相葉ちゃんはニヤリと笑って腕まくりした。
「い、行こう行こう!」
尻馬に乗る格好になったけど、おしおきだ!
「んぎゃーっ!くんなっ!変態っ!」
皆で和也に襲いかかった。
「ばっ…ばかやろおおおおっ…!」
やっぱ、5人の時はリビングがいいよね。
あったかいし、広いし。
ローテーブルの下に敷いてる冬用のラグは、こんな時のためにふかふか柔らかだしね。
「な、に…ニヤニヤしてんのよぉっ…」
俺の下で喘ぎながらも、和也はまだ強気だ。
「ん…?皆で仲良くできて、嬉しいんだよ」
「嘘つけ…」
びくっと身体を反らしたかと思うと、乳首をいじってる翔ちゃんを睨みつけた。
「も、やだぁ…」
「なんでだよ…?こんなに気持ちいいことされてんのに」
にやにやしながらも、翔ちゃんはいじるのをやめない。
「こんなに触られたら…おかしくなる…」
「なっていいんじゃないの?」
今度は相葉ちゃんが和也の耳元に囁く。
「やっ…耳、いやぁ…」
「ふふ…かーわいいんだから…」
くんくん匂いを嗅ぐみたいに耳に鼻を擦りつけてる。
「もぉ…あいばかぁ…」