第25章 特別短編 たぶん夢
「相葉ちゃん」
ぎゅっと閉じていた目を開けたら、おーちゃんが目の前居た。
「ごめんね?いじわるして…」
猿ぐつわを外すと、ブランケットをどけてロープも解いてくれた。
身体が楽になったら、増々泣きそうになって…
「泣くなよぉ…」
潤もそばに来て優しく頭を撫でられたらもう、耐えられなかった。
「うわぁぁん…俺も抱いてぇ…」
「わかったわかった…」
その後、潤とおーちゃんは二人で俺のことかわいがってくれて…
あれ、これおしおきじゃなかったっけって思ったけど、気持ちいいから、もういいや。
「もっとぉ…」
二人に可愛がられるのを、翔ちゃんとニノはぐったりとラグの上に横たわりながら見てる。
もう、気持ちよくて気持ちよくて…
見られてるのもぜーんぜん気にならなかった。
嬉しいよ…
俺のこと、すっごい愛してくれて…
もっと、もっと愛してね…?
「あれ…雅紀、薬飲んだっけ…?」
「さぁ…」
もっと、もっと…
「相葉ちゃん、もおだめだぁ~…」
「いやーん!おーちゃん、もっとぉ!」
「雅紀っ…ちょっとぉもう、出ないってばっ…」
「潤ももっとぉ…」
次の日、腰が痛くてリハーサルは難儀した…
夢じゃ…なかったんだね…
えへ?
END