• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第25章 特別短編 たぶん夢


潤がそのまま翔ちゃんを抱きしめて余韻に浸ってると、和の声が大きく聞こえた。

「智っ…もっとぉっ…」
「和也…やべ、まじ気持ちいい…」
「嬉しいよぉ…もっと気持ちよくなってぇ…」

ぎゅうと向かい合わせで抱き合いながら、だんだん動きが激しくなってきた。

「も、ああっ…智、出ちゃうよおっ…」
「じゃ、一緒にイこうな…」

おーちゃんは和の腰を持ってめいっぱい突き上げ始めた。

「あっ…あーっ…智ぃっ…」
「和也ぃっ…」

和の身体が思いっきり弓なりに反り返ったと思ったら、おーちゃんがそれをつかまえてぎゅううっと抱きしめた。

「さとしぃ…すきだよ…」
「俺も…すきだよ、和也…」

二人の動きは止まった。
抱き合ったまま、二人はほんとうに幸せそうな顔して…
ぎゅうぎゅうとまだ抱き合ってる。

あー…いいなぁ…俺も…俺も…

かわいがってよ…

手も足も縛られてるから、自分で触ることもできないし…
苦しいよぉ…

ぎゅっと目を瞑って、涙を堪えた。

俺だけ愛し合ってるのに参加できなくて、なんかもう悲しくなって…

こんなのないよ…俺だけおしおきなんて…

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp