第25章 特別短編 たぶん夢
翔ちゃんも寝起きにこんなことになってぐったりしてるし、潤はどうしていいかわかんなくて、オロオロしてる。
俺、寒い…
なんか着せて…
目で潤に訴えたら、そっと潤は俺にブランケットを掛けてくれた。
ああ…ほんとおまえっていい奴…
これ解いて貰ったら、必ず可愛がるからな←反省の色なし
「潤…解けよ」
「え…でも…」
「いいから…こんなのアホらしくて付き合ってらんねえ…」
翔ちゃん、お怒りモードだ…
こえぇ…
「せっかくの休みに一体何なんだよ…叩き起こされて…」
でも、縛られてんだよね、あんた…
すごく怒ってるけど、すごく今の姿、間抜けだよ…
それに…おっ勃ってるし…
「翔くん…もう…?早いね…」
「う、うるせー!早く解けよ!」
「もしかして、リーダーより薬と相性いいとか…?」
「違うからっ…」
アレを買ってきた時は、喜々として俺と潤に飲ませたもんな…
俺なんかだまし討でさ…知らないうちにおっ勃っててびびったつーの…
だから翔ちゃんは飲んだことないはずなんだよな。
潤はそーっと翔ちゃんに手を伸ばすと、ちょんっとソレに触れた。
「あうっ…」
途端にびくびくっと翔ちゃんの身体が跳ね上がった。