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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第18章 Groove


「あ、すっきりした?」


楽屋に入った途端、翔ちゃんに突っ込まれた。


相葉ちゃんと潤は会場にいるのか、楽屋にはいない。


翔ちゃんも何か取りに来てたらしくて、すぐに楽屋を出ていこうとした。


「あ、翔さん、今どんなかんじ?」


和也が仕事モードに入りながら言う。


「潤が長考中」


にやりと笑うと、翔ちゃんは楽屋を出ていった。


「えー…じゃあ、早く戻ってこなくても良かったじゃん…」


くたっと和也が俺の背中に凭れてきた。


「じゃあ、もう一回する?」


「しねえよ…バカ」


口を尖らせて抱きついてきた。


「な、なんだよ…」


「行こ?」


「ん…」


ぐっと和也を抱き寄せ、キスをひとつした。


「智…」


じっと和也が俺を見つめ、誘惑するような顔になる。


「かずな…」


バンっと楽屋のドアが開いて、潤がどかどかと入ってきた。


「じゅ、潤!?」


抱き合ったまま潤を見ていたら、いらっとした顔をして舌打ちした。


「早く行けよ!」


「こわ…」


「智、先いってて」


「え?」


和也はウインクをすると、俺を楽屋から追い出した。


「な、なんだよ…もう…」
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