第14章 雅やかな旋律
「智…いいよ…ちゃんとあの時みたいに力抜けてきたね…」
あの時…って山梨か…
「ん…もう…バカ…」
そういえば、才能あるとかなんとか言われまくったな…
知らねえよ。なんだよそれ…
「あ…凄い…」
俺を口から出すと、くすくすって笑ってお腹や胸にキスをしてくる。
「あっ…あんっ…雅紀っ…」
恥ずかしいけど…
気持よくて、どんどん女みたいな声が勝手に出て…
それを聞きながら、相葉ちゃんもなんだか興奮してて…
「…智…気持ちいいの…」
「うん…いい…」
「やっぱ、疲れると盛るってほんとなんだね…」
「ばっ…ばかっ…」
がばっと起き上がると、相葉ちゃんはコンドームを付けだした。
「あ…つけるんだ…」
「そうだよ…智の身体に負担かけらんないからね…」
薄く笑うと、すぐに真顔になった。
「いくよ」
短く言うと、そこに相葉ちゃんを充てがってぐいっと中に入ってきた。
「んうっ…」
声を抑えようと、手のひらを唇に付けた。
「智っ…あぁっ…」
呻くと、暫く動かなくなった。
「やっべ…」
「雅紀…?」
「やっぱ、名器…」