第13章 潤んだ瞳
潤が俺の手の中で弾けるのを感じたら、俺も潤の中で果てた。
そのままぐったりと二人でベッドに横たわった。
「も…もう…今日、打ち合わせなのに…」
「ごめん…潤…」
ちゅっと額にキスした。
「好きだよ…潤」
潤は目をまた、まんまるに開いて。
そして泣いた。
身体をきれいに拭いても、まだ泣いてるからぎゅっと抱きしめて、気が済むまで泣かせた。
目、腫れるけど…
今日は打ち合わせだけだからな…
気が済むまで泣いたら、もう結構いい時間になってて。
慌てて二人でシャワーして、潤は出て行った。
俺も仕事だったけど、潤よりは遅かったから、潤の部屋を片付けた。
ふと、テーブルの上に載っている写真を見た。
手に取ると、嵐だけで写っている写真だった。
これ、どこで撮ったんだっけ…
皆、いい笑顔してる。
大事そうにテーブルに載せてあったから、またそのまま戻した。
戻したところに、見覚えのあるブレスレットがあった。
「あれ…これ…」
手に取ると、俺が何年か前にプレゼントしたものだった。
ここ、潤の大事なものを置いておく所なのかな…
よくみると、みんなが贈ったものがそこに置いてあった。