• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第11章 夢ゆら


「俺だって…翔さんだって、相葉さんだって、潤だって…その目で誘惑したんじゃないか…」


「違うっ…してないっ…」


「じゃあ、なんで皆、あんたのこと好きになったんだよ…」


「そんな…わかんないよ…」


「無意識に、誘惑してんだよ…」


和也が起き上がって、俺の頬を手で包み込んだ。


「もう…俺たちだけのものになって…?他の人、引き寄せないで…?」


「和也…俺…」


「閉じ込めておきたい…あなたを…」


ぎゅうっと俺を抱きしめると、和也はまた動き出した。


「もう…俺たちのものだからね…」


「あっ…う…っ…わ…わかった…」


「大野智は、俺たちだけのものだからね…」


「わかったっ…!」


和也の身体が俺の上で震えると、熱が後ろで広がった。


「うっ…あ…智…」


「あ…和也…嬉しい…」


「お前もイけよ…」


俺を握りこんで、扱きだした。


「やっ…ああっ…」


「いやじゃないだろ…?セックス好きだろ…?智…」


「やだっ…そんなこと言わないでぇっ…」


「ホラ…イけって…」


ぐいっと中に入ったままの和也が大きくなって、そこを擦った。


「ああっ…」


頭のなかで、白い大きな風船が弾けたと思ったら、俺は和也の手に熱を吐き出してた。

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp