第11章 夢ゆら
「いいこだから、ご褒美あげるね」
和也が微笑んだ。
とびっきり艶っぽく。
腰をぐいっと引き上げて、俺に見えるように中に入ってきた。
またさっきの仕返し…
「う…う…」
「苦しい?」
「ちょっと…」
「我慢して」
どS…
めりっと俺に食い込むように、和也が侵入してくる。
「うあっ…」
「ちょ…力抜いてよ…」
「こんな姿勢で抜けるかぁっ…」
言った途端に、足を降ろされて。
和也が入ったまま、足で挟み込む形になった。
なにこれ…えろい…
「今、えろいって思ったでしょ」
「う」
「そのまま自分で動いてみ?」
後ろの異物感に耐えながら、そろっと動かしてみた。
和也がぬるっと出て行って、慌てて戻す。
戻した瞬間、何かが突き上げてきた。
「あ…」
くすっと和也が笑った。
「自分できもちいいとこ見つけるなんてさすがだね…」
「ち、ちがう…」
「智が一番すけべだよ…」
そういうと、腰を強く打ちつけた。
「ああっ…」
「いい…その声…もっと…」
俺の首筋に顔を埋めて、舌でぺろぺろ舐めながら、腰を何度も俺に打ち付ける。
その度に上がる声が、だんだん自分の声じゃないみたく聞こえて…