第11章 夢ゆら
短い間、和也は俺の上で眠ってた。
そっと髪を撫でていると、目を覚ましてて起き上がった。
「無茶しすぎ…」
手がぶるぶる震えてる。
「ごめん…我慢できなかった」
ふふっと笑う顔が、天使みたかった。
「今度は、俺のばんね…?」
そっと俺の横に手をついた。
「ちょうだい。さと…」
「うん…」
少し休めばいいのに、和也はふらふらしながら起き上がって、オイルを手にとった。
「足、自分で開いて…?」
さっきの仕返しだ。
そっと足を開いて、手で持った。
「いい子だね…さと」
足の間に入ると、そっと手を後ろの口に当てた。
「あっ…」
「さとも聞かせてね…?可愛い声…」
「う…ん…」
空いている手で、俺を握りこんだ。
「これが…さっきまで俺に入ってたんだね…」
「やらしいこと言うな…」
「なんで…?セックスしてただけでしょ?やらしいことなんてないよ」
さっきの通り、トレースしてくる和也は、にやりと笑う。
「も、わかったから…」
顔が赤くなるのが止められない。
俺、えっちのときはなんかヘンなこと言っちゃうんだよな…
恥ずかしい…