第11章 夢ゆら
「なに…言ってんの?」
「難しい話じゃないよ…後で、皆にも言おっと」
「えっ…どういうこっ…んあっ…」
喋ってる和也を突き上げた。
「今は、こっちに集中…」
「あっ…やっ…」
俺の肩を掴む手を外してぎゅっと握った。
そのままベッドに押し付けて、和也を揺さぶり続けた。
「ああっ…智っ…」
握り返してきた手は、熱い。
「和也…キモチイイ…」
「う…ぅ…あ…うれしぃ…」
甘い甘い声は、こんな声は俺たちしか聞けないんだ。
そう思うと、腰の動きが早くなる。
「もっと喘いで?聞かせて…聞きたい…」
荒い息をつきながら、和也にねだると、首を横に振って嫌がる。
「やっ…恥ずかしぃっ…」
ぐいっと両足を持って、和也の方に倒す。
抉られてるのがわかるように腰を持ち上げる。
「ほら…こんな恥ずかしいことされてんのに、まだ恥ずかしいの…?」
息が苦しい。
でもキモチイイ…
やめらんない
「やだ…さとのばかっ…」
顔を腕で覆ってしまったから、それを外して、また押さえつけた。
「苦しい…さと…」
「ほら…つながってるとこちゃんと見てよ…おまえの中に、俺はいってるよ?」