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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


俺と和也以外の三人が、にやっと笑った気がした。


一瞬の沈黙の後、相葉ちゃんが勢い良く立ちあがった。


「ごちそうさま!俺、風呂用意してくる!」


バタバタとダイニングを出て行った。


「じゃ、俺、茶碗洗うか…」


翔ちゃんがお茶碗を持って台所に行く。


「さ、かーず。食べようか」


潤は小さい土鍋の米粒をれんげでかき集めてる。


「リーダーも食べちゃってよ?」


目で俺を威圧してくる…


「は、はい…」


「今日、体力使うんだからさ」


そういうと艶やかに笑った。


潤…


絶対に面白がってんだろ…


「和也…」


「はい…」


「お前のせいだからな…」


「俺、悪くないもん」


「俺、明日、朝一から仕事なのにどうしてくれんだよ…」


「しっ…しらないっ!元はと言えば…ふごっ…」


また潤にれんげを突っ込まれた。


「ハイ。これで終わりだよ」


にっこり笑う潤が恐ろしかった…


食べ終わったのを見て、潤が和也の額に手を当てる。


「お風呂、どうする?」


「メイク落としてないし、入りたい…」


「俺が入れてやろうか?」


「ばっ…何いってんの!潤!」
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