第9章 FREEDOM
ニノがぐいっと俺の両手を持って、俺の身体を起こした。
そのまま膝の上に抱え込むと、下からずぶっと俺を貫いた。
「くあっ…んんっ…ニノぉっ…」
ぎゅっと肩に抱きつくと、ニノも俺をぎゅっと抱きしめた。
そのまま何度も俺を突き上げ続ける。
「あああっ…も、だめ…だめ…大野さんっ…俺、イクからっ‥我慢できないっ…」
「あっ…あっ…ニノぉ…俺もイクっ…」
「いいよ。一緒にイこ…?」
俺の耳もとにまた囁いた。
「智…」
ニヤッと笑った。
俺は途端に心臓がドクンドクン言い出して。
あっという間にイク寸前で。
「あ…あ…和也ぃっ…」
「智っ…イクよっ…」
「ああああっ…!!!」
「あっ…ぐっ…ん…」
ニノの身体が、ビクビクと震えた。
ニノのアソコも、俺の中でビクビクしてるのがわかった。
だって、おっきいんだもん…
俺の中、ニノでギチギチなんだもん…
急に寂しくなって、繋がったままニノにキスをねだる。
ピチャピチャと音を立てながら、軽いキスをずっとした。
してもしても欲しくて。
ニノの薄い唇を何度も食んだ。
ニノも俺の舌を何度も吸い上げて、上顎を舐めた。
ニノは俺の顔を見つめると、にこっと笑って、唇の動きだけで言った。
『好き』
俺は言葉の代わりにぎゅっと抱きついた。
こんなことされたって、俺、和也のこと。
好きだ。