第9章 FREEDOM
笑った勢いで、相葉ちゃんが起き上がった。
「じゃあ、俺、脱ぐよ」
そう言って、勢い良く上半身裸になった。
肩の痣が、浮き上がっててどきっとする。
それをみた翔ちゃんも脱いだ。
潤は脱ごうとしたけど、止められてた。
「これでいいだろ?ニノ」
薄く笑ってニノを見上げる。
「…いいよ…」
いうや、ニノは俺の足首を持った。
ぐいっと引き上げて、俺の足を開いた。
「ごめん。も、無理…」
そのまま俺のモノに、自分のモノを器用に擦りつけた。
そのまま、二人まとめて握りこむとゆっくりと手を動かした。
「んあっ…やばっ…それ…」
「二人で、気持よくなろ…?」
俺に覆いかぶさりながら、ニノが男の表情で言う。
やばい…
俺、抱かれるんだ…
今までニノが抱いた女って、みんなこんな気分になったのかな…
普段からは想像もつかないくらい、オトコっぽい。
いや、男なんだけどさ…
眉間に寄せた皺とか、顎を伝ってくる汗とか。
首筋に浮き上がる、意外と男らしい筋とか。
俺が抱くときには微塵も感じないのに…
ギャップが凄い。
このギャップにみんなやられるのかな…
喉仏が動いた。
思わず、俺も唾を飲み込んだ。