第9章 FREEDOM
「あ…も、だめ…」
和也が指を引き抜いた。
ぬるっとした衝撃に思わず身体が固くなる。
「うっ…ん…」
「あなた、なんで…今日可愛すぎる…」
切なげに言うと、俺をぎゅっと抱きしめた。
「大野さん。挿れていい…?」
もう、こんなにしといて…
今更何言ってんだよ…
小さく頷くと、和也は俺を持ち上げて、布団に寝かせた。
そして、皆を見渡してこう言った。
「見学したいんなら、全部脱げよな…俺らだけまっぱで恥ずかしいじゃん…」
「な~に言ってんだよ…歩くわいせつ物なくせに…」
翔ちゃんがつぶやくと、ニノは頭をはたいた。
「翔さん、アウトー」
「あっ…ごめんっ…悪気はないから」
「だめー。もう見せないから…」
「そんなこと言わないで~」
そう言うと、翔ちゃんは俺の方に顔を向けた。
「皆のリーダー、だろ?」
なんで俺にだけどSなんだよ…
「知らない…」
そう言って横を向いたら、潤と目があった。
うるうるしてる…
「あ…あんま見るなよ…」
なんで潤にツンしてんだよ…俺…
「だめ。見るもん」
潤が子供みたいに言うと、相葉ちゃんが噴き出した。
あんた…下半身丸出しで人のこと笑ってんじゃないよ…