第2章 グレイscene3
「やっ…なに…何すんだよっ…やめろよっ…」
また俺は頬を叩いた。
「潤っ…いやっ…やめてっ…」
暴れる翔くんを押さえつけて、ズボンを剥ぎとった。
「なんでっ…やだっ…智っ…智ぃっ…」
リーダーは起きない。
こんなにベッドが揺れてても、恋人が叫んでも起きない。
暴れる翔くんの足を開いて間に割入った。
腰を持ち上げると、綺麗な蕾が俺を出迎えた。
「何してんだよぉっ…なあっ…潤っ…」
泣きながらまだ抵抗を続ける翔くんの腹を殴った。
「ぐっ…」
静かになった翔くんの蕾を丁寧に舐めた。
「いや…やめて…潤…」
唾液をたっぷりと含ませてその蕾を解していく。
「いや…やめて…おねがい…」
充分潤ったそこに、自分を押し付ける。
「え…?ねえ…冗談だろ…何してんだよ…」
本気で暴れだす翔くんの腹をもう一度殴った。
ぐったりする翔くんの腰を持って、一気に貫いた。
「ぐっ…うっ…」
苦しそうなうめき声を上げて翔くんは布団を握りしめた。
その横には幸せそうな顔をして眠るリーダーが居た。
「や…だ…やめ…お願い…潤っ…」
狭い…どうやらヤってないっていうのは本当のようだった。
唇が乾いてきたから、ぺろりと舌で舐めた。
翔くんは俺の顔を見て、怯えた目をした。
「潤っ…どうしちゃったんだよぉっ…」
泣き出す翔くんの顔を見ながら、腰を突き上げた。
「ああっ…痛いっ…やめてええっ…」
構わずどんどん腰を翔くんに打ち付ける。
「やめてっ…智っ…助けてっ…智っ…」
伸ばされた手は虚しく宙を掻く。
涙と汗でぐちゃぐちゃになった翔くんに覆いかぶさって、唇に無理やりキスをする。
「んーっ…いやっ…やめてーーっ!」
悲鳴を上げながら俺の身体を突き飛ばす。
身体を起こすと、翔くんの足を掴んで持ち上げる。
結合してるところ見たら、鮮血が見えた。
ああ…嬉しいねえ…
あんたのこと、傷つけてやったよ…
それを見た途端、急激に射精感が昇ってきた。
足首を持って高々と足をあげると、翔くんに見えるように何度も腰を打ち付けて、中に出した。
「うっ…いや…いやあああ…潤…なんで…?なんでこんなことするの…?」
また繋がっているところを見たら、俺の白濁と、翔くんの鮮やかな赤が混じり合っていた。