第2章 グレイscene3

また俺の中心に血液が集まる。

「ひっ…あ…潤っ…もう抜いてっ…満足しただろ！？」

睨みつける翔くんをまた叩いた。
そのまま覆いかぶさってキスしながら、腰を動かし始めた。

「いや…やめて…潤…なんで…？お願い…」

か細い声で、抵抗する。

「あっ…」

翔くんの身体がびくんっと跳ねた。
ずるりと抜け出し、またソコを突き上げる。

「ひっ…あ…何…？」

当たったんだ…

俺の出したもので、中がヌルヌルしてる。
だんだん滑りが良くなって、突き上げる度に快感が上がってくる。
息が荒くなる。
翔くんの身体も、それに合わせて熱を帯びてくる。

「んっ…あ…いや…いやだっ…も、やめっあああっ…」

白い肌にだんだん赤みが差してくる。
桜色に染まる肌は、俺の意識をますます浮遊させた。

ねえ…気持ちいいでしょ…？
だって、さっきのカクテル、特別に作ったんだよ…

突き上げる度に翔くんの口から甘い吐息が漏れるようになると、身体の力はもう抜けきっていた。
翔くんの腰に腕を入れるとぎゅっと身体を抱きしめて密着させた。
夢にまで見た、翔くんの体温…

「じゅ…あ…や…ああっ…んうっ…」

必死に噛み殺そうとしてる喘ぎを、もっと聞きたくて。
腰をグラインドさせて最奥を穿つ。

「ひあっ…あ…やああっ…でちゃ…やめてっ…」

何度も何度も、ソコめがけて腰を打ち付けると大量の白濁が翔くんの腹に散らばった。

「潤…もうやめて…」

まだだ。
まだ足りない。

再び腰を動かすと、萎えていない翔くんからまた白濁が飛び出してくる。

「いやっ…なに…？なんでぇっ…やああっ…」

ビクビクと震える身体は、一層俺を掻き立てる。
もっと。
もっとだ。

ガクガクと翔くんを揺さぶり、何度も何度も絶頂を迎えた。
翔くんも何度も白濁を飛ばした。

「ああ…潤…」

翔くんの髪を掴んでリーダーの方に顔を向けた。
でもその蕩けた顔は変わらなかった。

「ちょうだい…潤…」


それでいい。


もっと俺を求めろよ…


「あっ…ああっ…いいっ…いいよぉっ…もっとちょうだいっ…」


ぎしぎし揺れるベッド。
さあ…もうすぐだよ…翔…




「ん…あっ…イクっ…イッちゃうよぉっ…潤っ…」





揺れる翔の横で、リーダーの目が薄っすらと開いた。






その首に手を掛けた。






【END】