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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5







さとの甘い声が聴こえる。

「かず…好きだよ…もっと気持ちよくなって…?」

いいの…?
俺、気持ちよくなってもいいの…?

こんなに汚れてるのに…
あんなに汚いやつに触られてたのに…

ああ…でも、気持ちいい…
さとに触られるのは本当に気持ちいい…

いいのかな…このまま気持ちよくなってもいいのかな…

薬のせいで、もうわけがわからなくなってくる。
“気持ちいい”に頭の中が支配されて、大事なことが考えられなくなっている。

でも…

待って…

ちゃんと、さとに謝らないと…
さとに許してもらわないと…

「さと…俺のこと許してくれる…?」

急にさとの動きが止まった。
きょとんとした顔をしてる。

「なんで…?なにを許すの?」
「だって…俺、あんな奴に身体触られて…」

きゅっとさとが口を結んだ。
暫く俺のことじっと見つめて何かを考えてた。

「かずは…なんであいつにあんなことされてたの…?」
「あ…」
「俺となにか関係あるんでしょ…?かず、教えて…?」
「うん…」

あいつは今どうしているんだろう…
さっき、松潤と相葉さんが居たような気がした。

もしかして…
守ってくれてたのかな…

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