第14章 きみどり scene5
ここ二ヶ月、ろくにできなかったから俺も溜まってて…
むくむくを抑えるのに必死だった。
でも我慢しきれなくて、かずの腿にちょっとだけこすりつけちゃったりして…
どさくさに紛れて、何やってんだ俺…
情けなくなりながら、かずの胸に舌を這わせた。
赤い尖りを唇で挟み込むと、舌で転がすように濡らしてやる。
白い身体が少し仰け反って、気持ちいいって言ってる。
「やだ…さと、だめ…いっぱいはだめ…」
「いいから…気持ちよくなって…?」
いっぱい気持ちよくなって…あんなやつのこと忘れろ。
かずの中心からは先走りがたくさん出て、俺の手のひらを濡らしていく。
くちゅくちゅと卑猥な音を立てて、ああ、俺はかずを気持ち良く出来てるんだって…
薬の力もあるけど…でも、久しぶりの喜びに体が震えた。
やっぱり好きな人には、いっぱい気持ちよくなって欲しい…
ここ二ヶ月の間、かずがこうやってむくむくすることがなかったから…
正直寂しかった。
何か悩んでるってわかってたけど…それでも…
こうやって俺の手で唇で、かずのこと気持ち良く出来てる。
それだけでもうイってしまうくらい、嬉しかった。
「かず…好きだよ…もっと気持ちよくなって…?」