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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5







部屋を出ると、急いでロビーまで走った。
いくつか並んでるソファを見たけど、あいつは居なかった。
舌打ちすると、コンシェルジュのデスクへ走った。

「いかがなさいましたか?」

女性コンシェルジュが話しかけてきた。

「さっき…ここにいた男、どこに行ったか知りませんか?」

あいつの特徴を説明するけど、見ていないとのことだった。
さっきはここに何人か客もいたし…
礼を言うと、外に出てみた。

駐車場まで行ってみると、事務所の車が停まっていた。

あいつ…事務所の車でここまで追いかけてきたのか…

周辺を探してみたけど、あいつはいなかった。

「あれ…?」

駐車場に、見慣れた車が停まっていた。
シルバーのマセラティ…
周りには高級車だらけだけど、これは…

相葉ちゃんのだよね?

車には誰も乗っていなかった。
スマホを取り出すと、相葉ちゃんに電話してみた。

でも出ない。

「えー…」

ナンバーまで覚えてないから、確証は持てないけど…
でも相葉ちゃん仕事だったよね…?

「リーダーっ!」

遠くから声が聞こえた。

「ええっ…!?」

見たら、松潤が駐車場の奥から走ってきた。

「ど、どうしたの!?松潤!?」

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