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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第14章 きみどり scene5







かずが、笑わなくなった。


ずっと、俺には隠してるけど…
絶対にかずになんか起こった。

それは確信してるんだけど、レギュラーの仕事以外は、滅多に現場は一緒にならないし…
気をつけてみていても、かずがストレスを抱えるようなことは、なにもわからなかった。

夜も…

かずはずっと反応しなくて…
でも、俺を毎晩のように求めてくるんだ。
なんでか原因はわからない。
けど、毎晩毎晩、かずは俺を求める。

最初のうちはそれでもなんとかセックスしてたけど…
かずが気持ち良くなってないんじゃないかと思って、段々なにもできなくなっていった。

かずの気持ちが離れていったとは思えなかった。
むしろ、俺から離れたがらない。
ずっとべったり一緒にいるのに…

なんで…

なんで言ってくれないの…?

俺がバカだから…言っても無駄って思ってるのかな…

泣くまで問い詰めてみたりもしたけど、絶対にかずは口を割らない。
でも毎日かずは痩せていく。
どんどん痩せて…
この前は明け方、吐いていた。

朝になると、いつも具合が悪くなる。

一体、何が起こっているか…
無理やり病院に連れて行っても、悪いところはないと言われるし…

完全にお手上げ状態だった。

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