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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第13章 漆黒


「…見なくていいよ…」
「なんで?」
「俺も、見ない…」
「なんで…」
「だって…女の子と寝るんでしょ?」
「…ああ…」

ぎゅっと後ろから、細いけど筋肉の付いた肩を抱きしめた。

「先生って…呼ばれて嬉しかった?」
「ん?」
「女子高生に囲まれて嬉しかった?」
「何いってんの?」
「だって…」

そのまま無言になってしまったから、強く抱きしめた。

「こうしてる方が、嬉しいに決まってる…」
「嘘…」
「嘘じゃないよ…ほら、触って…?」

手を取って、自分の中心に導く。
そんなかわいいことを言うから、もう硬くなってた。

「あ…硬い…」
「ね?身体は正直なの」
「ふふ…」

掴んだままゆっくりと手を動かすから、すぐに身体を離した。

「あ…なんで?」
「だーめ。すぐのぼせるでしょ?」
「むう…」

口を尖らせるから、思わず吹き出した。

「もうっ…笑わないでよっ」
「ごめんごめん…だって、可愛いんだもん」
「か、かわいくなんかないもんっ…」

ばかだなぁ…
こんなかわいい生き物、世界中のどこ探したって居ないよ…

「さ、おいで…上がろう?」

立ちあがって手を引くと、素直についてきた。

浴室から出て身体を拭くと、バスローブを羽織ってリビングに戻る。

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