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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ fromショコラ


ぎゅうううっと大野さんは俺を抱きしめた。

「ニノ…好きだよ…」

ちょっと掠れた声…
これって大野さんが緊張してるときの声…

ほんと…?
本当なの…?

「ニノ、は…?」
「え…?」
「俺のこと…好き…?」

とくんとくん…

早い、心臓の音…

「うん…好き…」

そっと大野さんの身体に腕を回した。
きゅっと俺も力を入れて、大野さんを抱きしめた。

「好き…」
「うん…」

暫くそうやって抱き合っていた。
大野さんの身体、熱い…
きっと、俺の身体も熱いと思う…

だって、こんなしあわせで…満ち足りていて…

「嬉しい…ニノ…」
「うん…俺も…嬉しい…」

大野さんの匂いが、心地いい。
とってもとっても安心する…

大野さんが身体を離して、俺の顔を見た。
キスしたそうな顔をしていたから、ちゅっと俺からキスしたらびっくりした顔をして、そして笑った。

その笑顔が眩しくて…

多分、一生忘れないだろう。

「良かった…」
「ん…」
「昨日、途中で黒が居なくなってさ…」
「えっ…!?」
「てっきり黒が発情してるのかと思ってたけど…黒が居なくなってもニノが発情してたから…俺、いけるって思っちゃったんだよね…間違ってなかった…」


う、うっそーーーーーーー!


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