第12章 ピスタチオ fromショコラ
「きゃうっ…きゃんっ…」
「ごめんな…ニノ…」
謝らないで…俺が悪いんだから…
きっと下心持ってるのが、犬にはわかるんだ…
大野さんに触りたい、触ってほしいって思ってるから…
「んっ…きゃうっ…」
布が擦れてるのが気持ちいいんだけどもどかしい。
直接触ってほしいけど、そんなことまでしてもらえない。
じっと俺を見てる大野さんの目が潤んでる。
ごめん…ごめんね…?
大野さんの手を止めて、背中を向けた。
「ニノ…?どうした?」
ごめん…後は自分でするから…ごめん…
ずぼっとパジャマのズボンに左手を突っ込んだ。
また恥ずかしさがこみ上げてくるけど、もう苦しくてどうしようもなくて…
「はぁっ…はぁっ…」
舌を出して息を吐きながら、自分を握り込むと一気に扱いた。
「ニノ…」
ごめんっ…見ないでっ…
「きゃうんっ…」
でも見られると思うと、また違う方向で身体に火がついて…
俺、こんな変態だっけ…
もうやだ…もう…
突然ぐいっと肩を掴まれて仰向けにされた。
かと思ったら、ぐいっとパジャマズボンを掴まれて、一気にずり降ろされた。
「ニノ…俺がしてやる」
えっ…ちょっと待って…!